少し古い本になりますが、先日ボディビルダーのMr.オリンピア6連覇した「ドリアン・イエーツのすべて」と言う本を読みました。
内容にはドリアンの人物像、チャンピオンになるまでの道のり、トレーニングや栄養、メンタル面等の詳細が記載されていました。
ドリアンが不良少年で少年院でウエイトトレーニングに目覚めた事や、ワンルームの古アパート生活等自身の人生について語られている。
自分が共感を得たのは、ドリアンのトレーニング理論等よりも精神的態度です。まず自分が越えなければならないハードルを冷静に分析し、現実的に把握する。そして必要とされる計画を立て、このプロセスを完了するまで、ほぼ宗教的ともいえる忍耐強さをもって楽しみながら実行していくと言う点です。
身体面での遺伝的素質がズバ抜けていながら、頭の方がそれについていけず存在能力を無駄にする選手がボディビル界には多く存在し、成功者になる為には凄まじい精神力と優れた頭脳の両方が備わっていなければならないと思いました。

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